アンティーク雑貨を買う前に
アンティーク品にはダメージがつきもの
アンティークやヴィンテージなど、年代を経た古い雑貨には使用による傷や経年劣化などのダメージはつきものです。
百年以上前に作られたり、何十年も様々な人によって使い込まれて来た雑貨ですので、どうしても様々なダメージがついています。
中にはデッドストックと言って、製造されてから一度も使われなかった未使用品などをご紹介できる場合もありますが、それでも保管されている中で出来た日焼け跡や経年劣化は必ずあるものです。
Face Myselfではこうした何十年も前に作られた小物雑貨を中心に扱っているため、商品をご紹介するページにはコンディションについて可能な限り詳細を載せています。
それでもインターネットを介して写真画像や文章で全てのコンディションを表記することはなかなか難しいのが現状です。
顔が見えないお取引きだからこそ、商品の詳細をお伝えする際は細心の注意を払って分かりやすく記載しますが、微妙なニュアンスまでお伝え出来ない場合もあります。
画像では分からない傷がどうしても気になったり、届いた時に思っていたものと違う!と感じてしまう方は、申し訳ありませんが新品(いわゆる現行品)を取り扱うお店をぜひ見つけて頂きたいと思います。
傷や日焼け跡、汚れや摩耗などそのダメージはむしろアンティーク品の個性として愛着を持って頂ける方からのご購入をお待ちしています。
ほとんどが1点もの
アンティーク品やヴィンテージ品のほとんどは、今はもう製造されていないものだったり、入手困難なものが中心です。
「一期一会」とよく言いますが、古いものを探すことは本当にこの言葉に尽きると思います。
今はもう製造していなかったり販売されていないものを探すわけですから、そもそもアンティーク市場に出てくる数が大幅に増えることはありません。
そのアイテムに人気が出て所有者がアンティーク市場に持ち込む数が増えても、購入する人の数も増えるため、やはり同じものを買い続けることの方が難しいのが現状です。
また例え同じものを入手できても、傷や経年劣化の出来具合は使用頻度や保管状態によって大きく変わるため、ほとんど違う商品と言っても過言ではありません。
そのため原則として当店で扱う商品はどれも「1点もの」としてお考え下さい。
「また入荷しますか?」と言うお問合せを頂くこともしばしばありますが、いつでも答えは決まっています。「次回の入荷は未定です」
当店のWhat's Newのコーナーで新着商品としてお知らせを出した時。その時が入荷した時となります。
入荷予測が出来ないからこそ、その時にしか出会えないお気に入りを見つけて頂ければと思います。
買い付け時に同等のコンディションのものを複数入手できたものは、複数購入できるよう設定してあります。
在庫が1点しかないものは原則として「1点もの」のため代替え商品などはありませんので何卒ご了承下さい。
アンティーク品のメリットとデメリット
アンティーク品を持つ大きなメリットは、現代では再現しきれないデザイン性や個性を得られること。
現代の製品は機械を使い効率的で且つ均一に作られているものが多く、国内はおろか世界中で同じものや似たようなものを手に入れることが可能な時代です。
昔はその製造の部分を多くの職人や人力に頼る部分が多かったため、地域性やそのメーカー独特の製造方法などが如実に製品に反映されました。
アンティーク家具などでは、その土地でできる木や素材を使うため使われる材質によって地域性が明確に出ますし、職人によって作り方や仕上げ方が大きく異なるため製品の質やデザインにも大きな個性となって反映されました。
現代の技法で製造できないもののため、自分だけがそれを所有できる喜びは一際大きいのが魅力です。
そのスペシャル感がアンティーク品を持つ一番のメリットかもしれません。
デメリットは機会を逃すと2度と手に出来ない場合がある事と、必ずダメージがあるということです。
原則として1点もののため、購入する機会を逃すと次に同じものや思い描くコンディションのものと出会う確率がぐっと低くなります。
また長年使われてきたことを考えると新品で購入できる雑貨とは異なり、何かしらのダメージがあります。
ご自身で管理できるものや、すでに販売店によってお手入れや整備されているものと出会わなければ、自分にとってはジャンク品となってしまうことも多々あります。
当店では可能な限りお手入れを行い、気軽に日常使いできそうなアイテムを数多く集めています。
傷みが激しく実用できそうに無い商品については観賞用として販売するか、リメイクすることによりまた使えるものとして販売しています。
とはいえ長い年月を経て現在まで残ってきたアイテム達です。見えない部分にもダメージがありますので、丁寧な扱いは必須となります。
どうしても乱雑な扱いやハードな使い方をしてしまう方や、お手入れが苦手な方にはお勧めできません。